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管理栄養士 と エンジニア
かけ離れた職種のように思えますが、
これまでを振り返ると求められる能力に意外と類似点がありました。
そこで今回は、エンジニアとして奮闘する中で役立った管理栄養士の経験やスキルを紐解いていきます。
前提があった方がこの記事の内容をイメージしやすいかと思いますので、以下に簡単に経歴を記載しました。
- 開発系エンジニア ( 3年目 )
→ 普段はJavaScript ( TypeScript ) を書くことが多いです。まれに C# を書いたりもします。
- 栄養士時代は、サプリメント開発に関わる業務や調剤薬局で患者さまに対して栄養アドバイスなどを行なっていました。
管理栄養士に求められる力とは
エンジニアになるまで、学生時代を含めると約10年間栄養士の世界にいました。
「栄養士の世界で身につけたことや意識していたことは何だっただろうか・・??」
ということで、まずはじめにチャットGPTに質問してみました。
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さくライフ
「管理栄養士に求められる資質」について教えてください!
という感じで、いくつかの回答が得られました。
これら一つ一つは、一般的に管理栄養士に求められる資質と合致しているのではないかと思います。
エンジニアとしても活かせた力3選! + α
上記の資質について、お世辞にも私自身がすべてを備えているとは言えませんが・・苦笑、
エンジニアとしての仕事でも役立った!と実感した経験や力について考察してみました!
1. コミュニケーション能力
皆さんは、エンジニアというとどのような仕事を想像されますか?
「PCの前に一日座って、黙々とプログラムを書いている。」というイメージもあるでしょうか。
一部分では正解ですが、実際は一人だけで進められる業務はほとんど無いように思います。
システム開発をする際は、「こんなことを実現したい!」という要望や目的をシステムという形に変換していくのですが、
実体のないものであるが故に " 認識のズレ " が生じやすくなります。
このズレの発生を防ぎ、よりベストな成果物(システムやサービス)を構築するために、
クライアントやメンバーとの良好なコミュニケーションをとり、お互いに理解し合うことが欠かせません。
栄養士も他の医療スタッフや患者など、
様々な立場の方とコミュニケーションを取る機会が多いと思います。
さらには、普段から相手の立場に合わせたコミュニケーションを心掛けているのではないでしょうか?
例えば、患者さまに食事指導をする際に、
専門的な言葉や思考を噛み砕いて対象者に合わせた説明を行うなどです。
時には、言葉としては出てこない潜在的な想いを引き出すように努めることもあると思います。
これらはエンジニアとして業務する上でも重要なスキルです。
このように、
「伝えたいことを相手に伝わるように伝える。相手が伝えたいことを正確に受け取る」
ことのできるコミュニケーション能力は、エンジニアとして非常に大切なスキルなのです。
2. 問題解決能力
上記でも述べた通り、システム開発は「こんなことを実現したい!」といった要求を形にするものです。
これらの要求は一つとして同じものはなく、
それぞれのクライアントが抱える課題をシステムとして実現するための思考力や技術力、対応力を持って行動することが求められます。
これは栄養士で言うところの、
食事プランの立案や栄養指導をする際に、
患者さん個々人の嗜好や生活背景、健康状態に合わせた提案を行う力と類似していると感じています。
また、システム開発では、
調査した通りに実装 ( プログラムを組むこと ) してみても、
どこかで予期せぬことが起こる。上手く動かない。そんなことが往々にしてあるのです・・汗
そのため、目の前の問題に対して真摯に向き合い、原因を探って解決することができる力は非常に価値ある武器となります。
栄養士が普段から意識している、
相手の目線に立って課題を捉え最適解を見つけ出そうとする力は、エンジニアの世界でも活きてくるのです。
3. 研究力
これは、探求心とも言えるかと思います。
より保守性の高いコーディングを目指してスキルを高めたり、
より最適な実装方法はないかな?と考えたりしながら開発していく過程は、栄養士時代の経験と通ずる所がありました。
栄養士の世界でも日々研究が進められており、
数年前までの常識が現在では古い情報になっていることも少なくありません。
自分の意思で常に最新の情報を追い求め、知識をアップデートさせながらベストな方法を考える姿勢は、
エンジニアとしても重要な資質なのです。
加えて、ITの世界はさらに技術進歩が早いです。
例えばスマートフォンのように、
数年前には誕生すらしていなかった技術が、人々の生活に欠かせない存在として普及することが、十分に起こり得ます。
今回使用したChat GPTを代表するAI技術なんかもそうですね。
だからこそ、新しい技術への興味と探究心を持って技術向上に努め、より良い開発を行なうことができる探究心は、
" 強強エンジニア " になるために欠かせない能力なのです。
さらに高みを目指す場合は
プログラムを書くだけでなく、より上流工程である企画や要件定義を行うようになったり、マネジメントの立場になったりした際には、
- カウンセリングスキル
→ 個々のニーズに合ったアドバイスを提供するスキル
- モチベーションとサポート
→ クライアントやメンバーをサポートし、モチベーションを提供する力
なんかも強い武器になるのかなと思います。
プロジェクトの上流を担う場合は、
クライアントの「こんなことを実現したい!」という要求を引き出し、システムを構築していく必要があります。
対 患者から、対 クライアントへと相手こそ変わりますが、
栄養士が食事指導で大事にしている傾聴力や、相手に寄り沿った提案をすることと共通しているのではないでしょうか。
また、モチベーションとサポート能力は、
プロジェクトのリーダーやマネージャーとしてチームづくりを行う際に、
メンバー個々に応じた適切な声掛けやサポートを行うために役立つスキルだと感じます。
これまでの経験や知見はあなたの武器である
今回は、「エンジニアとしても役立った管理栄養士としての経験やスキル」について考察しました。
エンジニアに転向し3年目となりますが、管理栄養士として取り組んできた経験が活かされたシーンが何度もありました。
これまでの経験とはかけ離れた職種へのキャリアチェンジほど、ハードルや不安を感じてしまうものだと思います。
ですが、自分の意志 ( 考え ) を持って目の前の業務に取り組んでいれば、決して無駄なことはありません。
その経験やそこで得た知見があなたの武器です!
目指す業界や業種が異なる場合でも、十分に役立たせることができます。
まずは目指す職種に求められる力を知り、現職やこれまでの経験との類似点を見つけることからはじめてみましょう!
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【管理栄養士からエンジニアへ】未経験からのキャリアチェンジを叶えるために行った5つのこと
管理栄養士からエンジニアへ。未経験からのキャリアチェンジを叶えるために行った5つのことを、筆者の実体験をもとに解説しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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